直線上に配置
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和白干潟は
博多湾の東奥部にある約80haの干潟です。和白海域は約300haあります。東アジアの水鳥の渡りルートの交差点にあたる国際的に重要な湿地です。水鳥たちの中継地や越冬地として有名です。貝やカニ、ゴカイなどの底生動物が豊富であり、広くて安全な場所があるからです。和白干潟に棲むたくさんの生きものたちは干潟に酸素を供給し、海水を浄化しています。
 日本では、戦後4割以上の干潟が埋め立てなどで失われました。和白干潟は福岡市に残る貴重な自然環境です。しかし、福岡市の人口増加による家庭排水の流入増加と博多湾の埋め立てで浅海域を失い、浄化能力を落とした博多湾は弱ってきています。和白干潟も、海水の富栄養化によるアオサの大量発生が起こり、沿岸部のヘドロ化が進んでいます。
 開発優先の社会から、自然との共生の時代へと変わるときが来ています。和白干潟は2003年11月に、
国指定鳥獣保護区になりました。2004年9月には環境省によりラムサール条約の候補地に上がりました。ぜひ和白干潟がラムサール条約登録湿地となり保全されることを願っています。市民や行政が協力して保全に取り組んでほしいと思います。
 また和白干潟は2009年1月には朝日新聞社と森林文化協会により
「にほんの里100選」に選ばれました!
 

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